恋の話ができないって、なんでこんなにしんどいの?
誰かを好きになると、嬉しい気持ちもあるけど、不安やモヤモヤもたくさん出てきます。「この気持ち、誰かに話せたら楽になるのに…」と思っても、恥ずかしくて言えなかったり、「バレたら嫌だ」「からかわれるかも」と感じたりして、結局ひとりで抱え込んでしまうことってありますよね。
中学2年生のタクミくんも、そんなふうに悩んでいました。クラスの子に片思いしていたけど、恋バナなんて絶対ムリ!男子に話せば笑われそうだし、女子に言うなんてもっと無理。だから毎日、放課後はスマホを見ながら、好きな子からLINEが来ないかなって待ってばかり。でも何も起こらなくて、余計に孤独を感じていたそうです。
「誰にも相談できない」「自分だけが取り残されてる」──そう感じることは、特別なことではありません。同じように、誰にも言えない恋の悩みを抱えている中学生はたくさんいます。
LINEリサーチの調査では、10代の約6割が「恋愛について人に相談しづらい」と感じているというデータもあります(※)。悩みを抱えているのは、あなただけじゃないんです。
※出典:LINEリサーチ「10代の恋愛に関する調査」(2023年)
誰にも相談できないときの、気持ちの整理法
「誰にも話せないからこそ、ずっとモヤモヤしてしまう」。そんなときは、いきなり誰かに相談しなくてもいいんです。まずは自分の心を軽くする、ちょっとした方法を試してみましょう。
メモ帳に気持ちを書く
スマホのメモやノートに、自分の気持ちを自由に書いてみるのはすごく効果的です。「○○ちゃんが気になる」「LINE送りたい」「でもこわい」「どう思われるか不安」など、なんでもOK。書くことで、気持ちが整理されて、少しだけ楽になることもあります。
実際に書いてみると、自分でも気づかなかった気持ちが出てきて、「なんでこんなに不安だったんだろう?」と冷静になれることもあるんです。
SNSやネットで、同じ悩みの人を探す
「恋愛 中学生 相談」などで検索すると、同じような悩みを抱えた人の投稿がたくさん見つかります。読むだけでも、「自分だけじゃないんだ」って安心できます。
タクミくんも、夜ひとりでスマホを見ながら似たような悩みを検索して、「こんなふうに思ってる人、他にもいるんだ」と救われた気持ちになったことがあったそうです。
無理にLINEしようとしなくていい
好きな子にLINEを送りたい気持ちはあるけど、「変に思われたらどうしよう」「既読スルーされたら嫌だ」と思って手が止まることも。そんなときは無理に送る必要はありません。
ちょっとしたきっかけから会話が始まれば、それだけでも前進です。例えば、「この前の体育、きつかったよね」みたいな日常会話から始めると、自然に話しやすくなります。
書く・見る・聞く、3つの方法で気持ちを外に出す
悩みを外に出すには、「書く(メモ)」「見る(共感投稿)」「聞く(誰かの話)」という3つの方法をうまく組み合わせるのがコツです。書いて整理し、ネットで似た人の声を見つけて安心し、もし勇気が出たら、誰かの話を聞いてみる。それだけでも、心はだいぶ軽くなりますよ。
学校で孤独を感じたら?
恋愛のことに限らず、「学校で自分だけが浮いてる気がする」「誰とも深く話せない」と感じるときって、本当にしんどいですよね。
でも、「安心できる人」は必ずしもクラスメートでなくても大丈夫。先生、家族、保健室の先生、そしてSNSなどのオンラインのつながりでもいいんです。信頼できる人がひとりでもいれば、それだけで気持ちは違ってきます。
また、「相談する=弱い」ことではありません。誰かに自分の気持ちを伝えようとすることは、自分のことを大切にする行動なんです。
「無理して話さなくていい」「でも、話してみてもいい」──そんなスタンスで、自分にとって心地いい距離感を探してみてください。
結論:あなたはひとりじゃない
「こんなことで悩んでるの、自分だけかも」って思うかもしれない。でも、実は多くの人が似たような気持ちを抱えています。恋の悩みをひとりで抱えたり、学校で孤独を感じたりするのは、とても自然なことなんです。
少しずつでいいから、自分のペースで。書いてみたり、誰かの投稿を読んでみたり、少し勇気を出してLINEを送ってみたり。大きな一歩じゃなくても、気持ちはちゃんと前に進んでいます。
そして、もし「誰かに話してみたい」と思ったら、匿名でもいいから、気軽に相談してみてください。あなたの気持ちを、ちゃんと受け止めてくれる場所があります。
匿名で相談したい人は、「Ask」で気軽に相談してみてください!
