高専で恋愛できない本当の理由は、5年間クラス替えがないこと
女子が少ないからではありませんでした。現役生の発信3本と公式統計を調べたら、原因は別のところにありました。
調べてみたら、原因は「女子が少ないこと」ではありませんでした
高専で恋愛が遠いと感じるなら、その感覚は合っています。
ただ、理由がずれているかもしれません。
現役生と卒業生が書いたものを3本読みました。3本とも、同じことを書いていました。
原因は、女子の数ではありません。5年間クラス替えがないことでした。
これのせいで、クラスの中で誰も動けなくなっています。
たぶん、こういう状態だと思います
クラスを見渡して、「まあ、いないよな」で終わる。
たまに他の学科の教室の前を通ると、雰囲気が全然違ってびっくりする。同じ学校なのに、と思う。
友達が誰かと付き合ったらしいと聞いて、「どこで出会ったんだ」が最初に出てくる。
自分から動いていないわけではありません。動く場所が思いつかないだけです。
なぜそうなるのか
5年間、クラスが変わりません。ここが原因のすべてです。
普通の高校なら、1年たてばクラス替えがあります。気まずくなっても、次の春でリセットできます。
高専にはそれがありません。
もしクラスの子と付き合って、別れたらどうなるか。
明日も、来年も、その次の年も、同じ教室の同じ席です。実験の班分けも、体育祭の準備も、ずっと一緒。それが数年続きます。
読んだ3本が、そろって同じことを書いていました。みんな最初から、クラスの子を「そういう目」で見ないようにしている。
つまり「クラスに気になる子がいない」のではありません。「クラスでは動かない」と全員が決めているだけです。
3本のうち2本には、カップルは学年に1〜2組くらいで、しかも先輩と後輩の組み合わせが多い、と書いてありました。
クラスより関わりが薄いぶん、うまくいかなくても逃げ場があるからだと思います。
ただ、正直に書いておきます。この「1〜2組」に統計はありません。探しましたが、見つかりませんでした。書いている人たちの体感です。
「女子は9対1」を確かめにいったら、違いました
「高専の男女比は9対1」とよく言われます。読んだ3本にも「体感は4対1から9対1」と書いてありました。
そこで、高専機構の公式統計を見にいきました。
調査データ
25.8%
高専(本科)の女子学生の割合
4人に1人です。9対1ではなく、だいたい3対1でした。
では、なぜ9対1に感じるのか。
理由はひとつでした。学科によって差が大きすぎるからです。
3本とも書いていましたが、女子が0人か1人の学科と、半分くらいいる学科が、同じ校舎の中に普通にあります。建築や生物、文系寄りの学科は5割近いそうです。
学校全体では3対1でも、自分の学科だけ見れば0対40ということが起きます。
毎日すれ違う人数が違いすぎて、体感だけが先に9対1になります。
つまり「高専は女子が少ない」のではありません。「自分の学科がたまたま少ない」だけです。
学科は選べない。でも、学科の外に出るのは今日からできる。
今日やること
1つ目。バイトを1件だけ調べる。
読んだ3本が全部、出会いの場としてバイト先を挙げていました。特に飲食店です。
今日は求人サイトを開いて、1件ブックマークするだけで大丈夫です。応募しなくて構いません。
2つ目。部活に今週も顔を出す。
すでに入っているなら、これが一番早い方法です。
学年も学科も違う人と定期的に会える場所は、校内にそう多くありません。辞めないこと自体に価値があります。
3つ目。中学のグループLINEに一言送る。
「久しぶり」だけで十分です。3本のうち2本が、中学の友人からの紹介を挙げていました。
もう知っている人たちなので、知らない相手にいきなり話しかけずに済みます。
3つとも、失敗しても誰にもバレません。
5年は長い。でも、まだ長いということでもある
高学年になると、実験も課題も進路も一気に来ます。放課後に残っている人も減る。読んだ3本が、そろってそう書いていました。
だから、今なんだよね。
1年、2年の今なら、部活を見に行く時間も、バイトの面接を受ける時間もまだあります。5年後には、たぶんない。
調べてわかったことは、ひとつです。
高専で恋愛が起きにくいのは、性格でも顔でもありません。クラスが5年変わらないという、学校のつくりのせいです。
つくりは変えられません。でも、動く場所を教室の外にずらすことはできます。
そっちは、今日から変えられる。
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