医学部はモテる?もともとモテる人がさらにモテるという話
医学部という肩書きには補正がかかる。でも順位を決めているのは結局その人自身、という話。
「医学部はモテる」の中身は、思われているのと違う
医学部というだけでモテる。そう思われています。
合コンで「医学部です」と言った瞬間に空気が変わる、という話も定番です。
でも、実際に起きているのはそれとは違います。
効いているのは「医学部」という肩書きそのものではありません。
肩書きは、会話のきっかけを作っているだけです。
その先で評価されるのは、結局いつも通りの要素。
医学部という言葉が、恋愛の結果を直接動かしているわけではないです。
初対面で効いていたのは、医学部ではなく顔だった
初対面の相手に興味を持つかどうかを予測する力がいちばん強かったのは、身体的魅力でした。しかもこの効果、男女で差がありません。
調査データ
r≈.50
初対面での興味を予測する強さ(身体的魅力)。男女差なし
医学部という属性がここに何かを足すとしたら、この.50を超える補正が必要です。でも今のところ、それを示す数字は無い。
サークルの新歓や合コンで「医学部です」と自己紹介する瞬間、場の空気が変わることはあります。でもそれが効いているのは、自己紹介の前にもう顔が見えているからです。属性は、すでに決まった印象に乗るだけ。土台を作っているわけではありません。
医学部は6年間、ずっと初対面のままではいられない
出会って間もない相手には、みんな同じ物差しを使います。 顔が整っている人から先に埋まっていく。
でもこの物差しは、時間が経つと壊れます。
167組のカップルを調べた研究では、付き合う前に知り合っていた期間が長いほど、容姿の釣り合いで組み合わさる傾向が弱まっていました。先に友達だった関係も同じです。時間が経つと、誰が魅力的かの評価が人によってバラバラになっていくからです(Hunt, Eastwick & Finkel, 2015, Psychological Science)。
これは医学部専用の調査ではありません。それでも、同じ集団で6年間過ごす医学部は、この「初対面ルールが壊れやすい環境」にそのまま当てはまります。
実習も部活も同じ顔ぶれ。初日の見た目の印象は、2年目にはもう更新されています。
もともとモテる奴が、さらにモテるだけの話
医学部という肩書きには、たしかにプラスの補正がかかります。合コンやサークルの自己紹介で「医学部」と言えば、興味を持たれる回数は単純に増えます。
ただ、それは下駄でしかありません。初対面で実際に効いているのは顔とトーク力で、肩書きはその下に乗る補正でしかないんです。
顔もトークもそこそこな人が医学部に入ったからといって、急に順位が入れ替わることはない。もともと人気があった人が、医学部に入ってさらに人気になる。それだけの話です。
正直、身も蓋もないと思う。でも医学部だから安心、とはならない。順位を決めているのは、結局その人自身の実力のほうです。
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